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☆今回はベテランのほうが担当です。

なんだかへん?「栄養機能食品」の表示

ビオサポ活動のひとつに市販される食品の問題点の調査があります。スーパーやコンビニで販売されている食品の調査です。最近では食品の栄養素などに関しても、いろいろな表示が出ています。たとえば、サプリメントなども、表示情報や栄養素含有量がよくわからないまま、パッケージのイメージだけで購入してしまうのは考えものです。栄養素の過剰摂取の問題が出たりするのです。

今回はサプリメントとしてもよく販売されている「栄養機能食品」の表示の見方についてお伝えします。

こちらのイラストを見てください。「マルチビタミン」として販売されている「栄養機能食品」の例です。消費者庁の発行する消費者向けのパンフレット「おしえてラベルくん」では、「栄養機能食品」を「ライフスタイルの変化や高齢化により1日に必要な栄養成分が不足しがちな場合、その補給・保管のために利用でききる食品です」と説明しています。

●消費者庁 食品表示に関するパンフレット・Q&A・ガイドライン等

http://www.caa.go.jp/jas/hyoji/qa.html

●おしえてラベルくん 7~8ページ栄養成分の機能表示

http://www.caa.go.jp/jas/hyoji/qa.html

みなさんは、この「マルチビタミン」という名称や、パッケージに記載されている「1粒に13種類のビタミンを配合」という情報から何をイメージされるでしょうか?ビオサポ学習会でも、この商品をお見せして会場の方に聞いているのですが、ほとんどの方が「疲れたときなどに必要ないろいろなビタミンがとれる商品だと思う」「1日に不足しがちなビタミンを総合的に含んだ商品だと思う」とお答えになります。

栄養機能食品ですので、この「マルチビタミン」には何のビタミンがどれくらい含有されているか記載されています。

栄養機能食品には、1日使用分あたりどのぐらいの量を含有しなければならないか、含有量の上限と下限が定められています。

以下の表は、このマルチビタミン1日の使用量に含まれる各ビタミンの含有量と、栄養機能食品において定められた下限量・上限量を一覧にしたものです。パッケージに記載されている総量を1日あたり粒数に置きかえて計算しました。

下限量・上限量の一覧

いかがでしょうか。

たとえばビタミンAは、下限が135μgですが、この「マルチビタミン」という商品の1日あたりの粒数に含まれる量は0.41μgしかありません。また、妊娠期の女性に必要とされている葉酸の、栄養機能食品としての下限は60μgですが、この商品の1日あたり含有量は3μgです。

「マルチビタミン」と記載してありますが、表に赤い色をつけた箇所、ビタミンA、ビタミンD、ビタミンE、葉酸は、栄養機能食品で定められた下限量を満たしていません。一方ビタミンB6は上限を超えていました。ではなぜこのようなことになるのでしょうか。この商品は違反しているのでしょうか?

ここで、みなさんにぜひ覚えておいていただきたいことがあります。

「栄養機能食品」の表示の仕組みについてです。

「栄養機能食品」という表示をパッケージに見つけたら、かならずそのすぐ下にある(  )を確認していただきたいのです。

イラストをもう一度ご覧ください。

栄養機能食品(ビタミンB12)

この「マルチビタミン」という商品は、栄養機能食品という文字の下に(ビタミンB12)と記載されています。つまり、この商品はビタミンB12ひとつに対して栄養機能食品表示を行っているのです。「マルチビタミン」という名称からイメージされるような、いろいろな栄養の「栄養機能能食品」ではない、ということになります…。ですから、ビタミンAが「栄養機能食品」で定められた下限より少なくとも、違反ではありません。でも、消費者から見たら、「マルチビタミン」という名称には、問題があるように思いますよね…。

「マルチビタミン」という名称をつけると、消費者はその商品に対して、ある共通したイメージを持つわけです。ですから「マルチビタミン」という名称を使用記載する場合のルールが、国によって定められていないことも問題なのだと思います。

多くの栄養機能食品が市販されています。市場調査の結果、パッケージには、何種類かのミネラルやビタミンが入っていると目立つように記載されている栄養機能商品でも、カッコ内表示には(ビタミンE)だけの記載、しかも原材料表示欄を確認すると、ビタミンEは酸化防止剤として添加されている…というような栄養機能食品も見受けられました。

パッケージのイメージだけを信じて、実際にどれくらいの量の栄養素が含まれているかを確認せずに、栄養機能食品を購入すると、実は栄養素が不足してしまったり、逆に過剰によって健康に影響が出てしまったりすることも考えられます。

表示に関しても知識をもって生活していくことが大切ですね。

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