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食事が外食中心になっていたら…

外食は、現代において日常的な食事スタイルになってきましたが、食事が外食中心になっている方は少し注意が必要かもしれません。

今回のビオサポたよりは、外食について書いてみたいと思います。

外食中心の食生活になると、野菜不足やカロリーオーバーになりやすいのです。

健康を維持するためには、外食で摂れる栄養素、不足する栄養素の知識も必要かもしれません。

まず、問題です。誰もが利用したことのあるファストフード、丼物・麺類などの単品料理に使用されている油(脂質)についてです。

Q.次のうち、脂質の量が多いと思う順に並べてみてください。

 1.チャーハン

 2.かつ丼

 3.ハンバーガーセット

 4.天ぷらそば

A.一般的な脂質の割合は以下のようになっています。

 1.チャーハン(38.2%)

 2.かつ丼(36.8%)

 3.ハンバーガーセット(39.3%)

 4.天ぷらそば(13.7%)

『知っておきたい食生活支援のコツとポイント』(第一出版)より引用

正解の脂質の多い順番は、3-1-2-4でした。

ハンバーガーセット・チャーハン・かつ丼・天ぷらそばの順です。

いかがでしたか?

ちなみに、「健康な食」推進課でいっしょにビオサポ事務局をしている先輩は、「ハンバーガーセットが1番で、次に脂質が多いのは天ぷらそばだな(-。-)y」と自信満々でした^m^

2番目に脂質が多いのがチャーハン…これは意外ですよね。

ここに外食の本質的な問題が見えています。外食は家庭の食事と違って、自分では調理工程を確認することができません。どの料理にどのくらいの塩や砂糖や油などを使っているのか。私たちにはわからないのです。

この見えないあぶら。

大盛りなら、さらに1.5倍ほどになると思ってください。

さて、外食では見えない点は、実はもう1つあります。

それは表示です。

例えばこの「お漬物」。

業務用に販売されているお漬物です。300gも入っているのに、なんと70円代円で販売されていました…。

スーパーでは考えられない価格ですよね。

これは定食やビジネスホテルの朝食の付け合せなどで使われている商品のようです。

このような表示となっています。

スーパーに並んでいる漬物は後ろ側に表示がありますので、食品添加物の一括表示(*)などの問題はありますが、何が含まれているのかがわかり、買うか買わないか、自分で選択することができます。

しかし、外食で漬物を食べる場合はメニューに食品添加物の表示までは記載がないため、選択ができません。

(*)同じ目的の食品添加物を複数使う場合、グループ名での表示が認められているものがあります。調味料(アミノ酸等)、pH調整剤、イーストフードなど、一括表示OKのものは14グループ。何種類使っても一括表示名を記載すればいいのです。

近くの一般のスーパーで販売されている漬物も調べてみましたが、これほど多くの食品添加物、特にサッカリンを使用している漬物はありませんでした。外食のメニューに食品添加物表示がないことも問題を生んでいるのだと思います。

外食という機能は現代人の生活にとって必要なものになってはいますが、どのような問題点があるかも把握しておくことが、私たちの健康にとって大切なことだと思います。

生活クラブのワーカーズが運営するレストランやお弁当のように原料にまできちんと目配りしているお店を選びたいですよね!

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