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炭水化物はとっても大切!

単協におじゃましてビオサポ学習会をさせていただいていますが、いまブームの「炭水化物ダイエット」について、たくさんの質問をいただきました。

炭水化物ダイエット。

みなさんも1度は聞かれたことがあるのではないでしょうか?

炭水化物ダイエットが日本中で流行るようになってから、どうやらごはんが「悪者」になってしまったようです。

本当にごはんを食べなくても大丈夫でしょうか?

今回は炭水化物の大切さについて書いてみたいと思います。

まず炭水化物の働きとして、身体の主なエネルギー源であることが上げられますが、特に重要な働きは、ぶどう糖の供給源であることです(^^♪

【脳・神経組織・赤血球・腎尿細管・精巣】

上にあげた器官は、人間にとってどれも欠かせない大切なものです。

炭水化物は消化されてぶどう糖に変わりますが、実はこれらの器官は、ぶどう糖だけしかエネルギー源として利用することができません(-。-)

体内に入り、余った炭水化物はグリコーゲンとして肝臓や筋肉に蓄積されますが、その量には限界があります。限界を超えてしまうと体脂肪として蓄積され、肥満の原因になります。

一方で炭水化物が不足すると、エネルギー不足になるだけでなく、先ほど挙げた大切な器官に必要なぶどう糖が不足することになってしまいます。脳は特に大切な器官ですから、人体は体の構成成分であるたんぱく質や脂肪を分解してなんとかぶどう糖を脳に供給しようとします。

体の筋肉などに蓄積していたたんぱく質が過度に分解されれば筋肉が減少します。

特に問題なのは、体脂肪が過度に分解された場合です。体脂肪が分解されると、血中にケトン体が増加してきます。しかし、このケトン体が血中に増加しすぎるとインスリンの働きを悪くするといわれています。インスリンの働きが悪くなるということは、糖尿病に罹りやすくなるリスクがるということです。つまり、ごはんを制限しすぎると、かえって糖尿病のリスクを高めてしまうこともあるのです。

ブームの炭水化物ダイエットは、「炭水化物を制限すれば脂質は制限しなくても痩せる」と宣伝されていることがあり注意が必要です。ごはんをやめて、肉やアイスクリームなどは気にせず食べるという誤った方法を行う人たちも増加しているようです。炭水化物を制限した食生活を一定期間続けることは、体への負担がとても大きいことに留意する必要があります。

厚労省の「日本人の食事摂取基準2015」には、以下のような記載があります。

高脂質食/低炭水化物食は穀類に含まれるミネラルが不足し、たんぱく質摂取量が多くなるため、総死亡率、2 型糖尿病罹患の増加が懸念される。

2013 年に発表されたコホート研究のメタ・アナリシスでは、炭水化物に比し脂質の多い食事は総死亡率を1.3 倍増加させた。

コホート研究とは、一定の数の人々を対象に健康に関する要因を研究することです。またメタ・アナリシスとは研究の複数の結果を統計学的に分析することいいます。コホート研究のメタ・アナリシスによって導き出された結果は、科学的根拠という観点では、信用度の高いものとされています。

炭水化物制限を行う場合は、医師の管理と指導の下に行いましょう。

最後にビオサポポイントとして、ごはんと相性の良い食べ物を紹介します。糖質が体内でエネルギーにつくりかえられるときには、ビタミンB1が欠かせません。ビタミンB1がたくさん豊富に含まれているのは、ズバリ・・・・・豚肉!!

効率よくエネルギーにかえることができます。

学習会でもやりました(*^_^*)

私もよく朝ごはんにハムエッグを食べますよ!!

ハムは手軽にビタミンB1を摂取できるので忙しい朝にはおすすめです(*^^)v

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