料理の彩りや盛りつけを、
ちょっと整えるだけで映える写真に大変身!
忘れずに実践したい、撮影前のひと工夫を学びましょう!
料理は、テーブルクロスの色や素材感、テーブルの上に置く植物や小物づかいでも印象が変わります。今回は、スタイリングによる、見え方の違いについて学びましょう!
秋をイメージした鮭のムニエルを撮影しました。Aは爽やかな水色のクロスを敷いているので、
夏っぽい涼しげな印象が強く秋らしい季節感が伝わりにくいです。
一方Bは、温かみのある茶黄色系のクロスを使用しており、秋の雰囲気を上手く表せています。
涼しげな夏の食卓シーンを演出したいのか、温かみのある秋の食卓シーンを演出したいのか、まずは自分が表現したいシーンを想像して、テーブルクロスを選んでみましょう。 また、サラッとした素材や厚みのある織素材など、質感の違いによっても食卓の雰囲気が変わります。 相手に世界感が伝わるように、いろいろなテーブルクロスを試してみてもいいですね。
この写真は、生のりんごを使用することで視覚的にも「りんごをテーマとした食卓」と分かりやすい写真になります。また、真俯瞰から撮影することでりんごならではの色と形が映え、デザイン的にも動きのある写真になります。
この写真は、秋に関する小物を置くことで、季節の歳時である「お月見」をより分かりやすくさせています。また、斜俯瞰で撮影することでで、すすきのふわっとした束間を演出することができます。
このように季節の果物や植物などをスタイリングすると、画面を華やかにさせて季節感も演出することができます。
スタイリングに使いやすいのが、木製のカッティングボードです。パンや焼き菓子の他、チーズやドライフルーツなどの前菜などをのせて、おしゃれに演出できます。また、バスケットは、外国の食卓風やちょっとおしゃれな食卓を演出するのにおすすめのアイテム。木や籐、ワイヤーなど素材の違いでイメージも変わるので試してみてはいかがですか。
その他にも、外国製の缶や空箱は小物代わりに、木目がプリントされたリメイクシートを敷けば、板やテーブルの代用になります。さらに、びんやボトル、グラスを置き空間を埋めることで、「飲み物も一緒に楽しむ豊かな食卓シーン」という背景を想像させるなどストーリ性を持たせることもできます。
脂がのったステーキのプレートを、光の当て方を変えて撮影しました。どちらの写真がより立体感がありおいしそうに見えますか。光の当たり方を比較しながら選んでみましょう!
こちらの答えは次回!お楽しみに♪
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