食事バランスガイドは強い味方!
いよいよ新年度!2013年度はビオサポの研究と準備の年でしたが、2014年度はみんなでビオサポに取り組んでいく年です。
3月10日には各地域の生活クラブからの参加者で構成される「ビオサポ実行委員会」がスタートしました。これからの一年間、各地域の生活クラブからのビオサポに関する意見や提案を検討し、ビオサポ活動をすすめていきます。
気持ちも新たに ビオサポだよりも頑張ります(^o^)/
さて、ビオサポ学習会は2014年3月17日までに、24か所で開催されました。
大きな会場もあり、スタートしてからの半年間で、参加者はのべ1000人ほど(組合員・職員・生産者の方々)となりました!
ビオサポ学習会に参加された組合員のみなさんの一番の感心は「栄養のことはわかったけど、じゃあどうしたらバランスのいい献立ができるの?」という、献立づくりの方法のようです。日々の献立づくりをどう健康に繋げていくのか、実践的なビオサポの知識が求められているということだと思います。
また、今年度は献立相談に対応できる組合員「ビオサポーター」を養成する講座も検討することにしています。地域にたくさんの「ビオサポーター」が誕生し、献立相談ができる場を増やせたらいいですね(*^_^*)
さて、今日は1日の献立づくりの基本をお伝えしたいと思います。
ビオサポ学習会では、1日の献立づくりの基本として、食事バランスガイドの使い方をお話しています。
これは農水省と厚労省が共同で作成したガイドです。
Webでも掲載されていますので、お時間があったらぜひご覧ください。
農林水産省ホームページ「食事バランスガイド」について
http://www.maff.go.jp/j/balance_guide/index.html
このガイドが優れているのは、材料からではなく料理から見て栄養バランスを確保する方法を考案している、ということです。
材料からだと 冷蔵庫にない材料は使えないということになりますが、料理からなら、今、冷蔵庫にある材料でやりくりもできるわけです。
食事バランスガイドをみていると栄養バランスのいい献立の構造って実はすごくシンプルなんだ!
ということがよくわります。
めんどうな栄養計算をしなくてもこのガイドに沿ってお料理を組み合わせるとそれだけでバランスの良い献立が出来上がるのです。
活用するには、少しだけコツが必要です。
ポイントは2つ!
まずポイントのひとつめ。
栄養バランスのよい献立とは、主食・主菜・副菜で構成されているということです。
主食はごはんやパン。
主菜はタンパク源(お肉・お魚・お豆腐・卵)です。
副菜は野菜や芋や海草など。野菜がたくさん入ったお汁物は副菜に入ります。
その他に1日に食べるものとして食事バランスガイドに掲載されているのは、牛乳などの乳製品(牛乳なら1日コップ1杯くらい)と\果物(みかんなら2個くらい)です。
お酒やデザートなどの嗜好品もちゃんと掲載されていますよ!
でも、嗜好品は適量を。
主食・主菜・副菜は、それぞれに年齢や運動量によって適量の皿数(ひとつ ふたつ みっつというように○つ と数えます)があります。
詳しくはこちらをご覧ください。
農林水産省ホームページ「食事バランスガイド」について
1日分の適量について
http://www.maff.go.jp/j/balance_guide/index.html#tekiryou
ポイントの2つめ。
これが案外大事なのですが、副菜にはタンパク源を入れるのをなるべく控えるということ。タンパク源は主菜に集中。これが大切なコツです。
最近、居酒屋メニューのような献立が家庭の夕食になりつつあるのをご存じですか?
ごはんを食べないで、おかずメインの献立が居酒屋メニュー。
たとえば 餃子、焼売、鳥の唐揚げ・お刺身という具合に、タンパク源をどんどん並べるのが居酒屋メニューです。副菜と主菜の区別がない献立とも言えます。
主菜と副菜の区別をつけて、副菜(汁物含む)は野菜や芋・海草などを中心に。
食事バランスガイドのような献立構成にすると、野菜を食べる量がおのずと多くなって、ミネラルやビタミンのバランスが格段によくなります。
一方、居酒屋献立メニューはタンパク質と脂質の過剰になりやすく、ビタミンやミネラルが不足しがちになります。
この2つのポイントで、ご家庭の献立を点検してみてはいかがでしょう。
コツさえつかめば、めんどうな栄養計算をしなくても、案外簡単に栄養バランスが確保できますよ!