朝食にはやっぱり「ごはん」!その理由
朝食は「ごはん」?それとも「パン」?
みなさんは、朝食、ごはん派ですか、それともパン派ですか?えっ、シリアル派!?(@_@) 最近はそういう方もいるかもしれませんね。私(ビオサポ助っ人・W)はパン派です。いや、別に「派」というほどのこだわりはないんですが、なんとなく昔からの習慣で…。日によってごはんを食べるときもありますが、朝はパンのことが多いです。
「朝食のとき、みんな主食に何を食べてるの?」そんなことについて農林水産省が調べたデータがあります。このデータは、1週間の朝食7回のうち主食に何を何回食べているか?の平均値。「毎日ごはんです」とか「パンしか食べない」という人も全部含んだ上での平均値ですが、これによると、全体の平均値ではややパン類を食べる回数が優勢。でも例えば男性20代ではごはん類を食べる回数のほうが上回っているなど、性別や世代によっても違うみたいですね。男女の平均値を比べると、男性はごはん類とパン類の回数が拮抗しているのに対し、女性の平均値ではパン類のほうが高いようです。女性のほうがパン好きなんでしょうか…?男性のほうが「朝はお米を食べないと力が出ない!」という人が多いのでしょうか…?
一週間における主食選択頻度(朝食):平均値、性別・年齢階層別
【出典】農林水産省「主食用米消費動向の中期的変化及び要因分析」
http://www.maff.go.jp/j/seisan/kokumotu/syouhi_doukou.html
「3.消費者webアンケート調査」(PDFファイル)の9ページ(図2-4)
http://www.maff.go.jp/j/seisan/kokumotu/pdf/3.pdf
1日3食の中での栄養バランスを考えると、朝食は「ごはん」がベター
ごはんとパン、栄養的な違いを見てみましょう。食品成分表(2015年版(七訂))からの抜粋です。
実際に食べる量とはまた違いますが(ちなみにごはん一膳分で約160g、食パン6枚切1枚で約60g)、まったく同じ100gで比較してみると、パンのほうがたんぱく質や脂質が高いですね。もちろんどちらも体に必要な栄養素ではありますが、昼食や夕食ではどうしてもたんぱく質・脂質が高いメニューになることが多いので、朝食でこれらを摂りすぎると、一日の量としてはオーバーになるおそれも。しかもパン食の場合は、パンにバターを塗ったり、ハムエッグを添えたりして、さらにたんぱく質も脂質も全体のカロリーも高くなりがち…。そう考えると、ごはんを中心にした和食の朝食って、やっぱりヘルシーですよね。
シャキッと一日をスタートさせるためにも朝はごはんがオススメ
それに、朝食の大切さがわかるこんな話も。脳のエネルギー源は主にブドウ糖ですが、ブドウ糖は体に大量には貯蔵できないので、朝起きたときは脳にエネルギーが不足した状態なのだそう。ここにエネルギーとなるブドウ糖を補給するのが朝ごはん。朝食を食べないと、脳がエネルギー不足になり集中力や記憶力も低下してしまうんですって!パンに比べ、ごはんは粒食なので、ゆっくりと消化・吸収され、なだらかに血糖値を上げて長時間維持するというよさがあるそうですよ。
朝食にごはんを食べるって、思った以上にいろいろなメリットがありそう!折しも、今月末ぐらいからは生活クラブでもどんどん新米が出てくる時期。朝ごはんにおいしい新米をいただいたら、とびきりのパワーが湧いてきそうですよねえ。旅館のように何品もおかずを並べた立派な朝食とは申しません、ごはんとみそ汁とか、のりや納豆などのちょっとしたおかずで、わが家も朝のごはん食を増やしていこうかな~と思います!\(^o^)/
【参考】農林水産省「めざましごはん」