本文へジャンプする。
本ウェブサイトを利用するには、JavaScriptおよびスタイルシートを有効にする必要があります。
ここからサイト内共通メニューです。
ここから現在位置です。
トップ > コラム・読み物 > 「やせる」は目標じゃない! 食生活からめざす健康な体づくり
現在位置ここまで
ここから消費材検索メニューです。
消費材検索メニューここまで。
ここから本文です。

「やせる」は目標じゃない! 食生活からめざす健康な体づくり

こんにちは! 食べることが大好きで運動不足がちょっと心配な50代、ビオサポだより案内人のナオさんです。健康な食生活をめざして、さまざまなトピックをみなさんと一緒に探っていきます。

わが家には20代の娘がいるのですが、少し体重が増えたと言ってはよく「やせなきゃ!」と大騒ぎしています。私から見ると、少し体重が増えていたとしても「太っている」というほどではないんですけどね。そう娘に言うと「わかってない」と怒られます(笑)。
本屋さんに並んでいる健康関連の書籍を見ても、「やせる」ことを訴えるものが多いですよね。
でも、「やせる=いいこと」なのでしょうか?
体重管理やダイエットは、どのあたりを目標にすればいいのか、一緒に考えてみましょう。 体重計

<目次>
  • ・BMIから見る適正な体重とは
  • ・20代女性は「他人と自分を比べて」太っていると思いがち?
  • ・若いときの「やせ」は健康のリスクにつながる
  • ・目標はやせることでなく、健康な体でいきいき暮らすこと
  • ・健康な食生活を応援するミールキットを味方に

 

BMIから見る適正な体重とは

みなさん、「BMI(body mass index)」ってご存じでしょうか。肥満度を判定する国際的な指標で、体重(kg)÷(身長(m)×身長(m))の計算で出ます。例えば、身長160cm、体重62.5kgの人なら、62.5(kg)÷(1.6(m)×1.6(m))=24.41というのがBMIです。目標となるBMIは年齢によって異なり、18~49歳:18.5~24.9、50~69歳:20.0~24.9、70歳以上:21.5~24.9となっています。18.5未満がやせ、25以上が肥満とされています。
 
BMI 判定
18.5未満 低体重(痩せ)
18.5~25未満 普通体重
25~30未満 肥満(1度)
30~35未満 肥満(2度)
35~40未満 肥満(3度)
40以上 肥満(4度)
 
 

20代女性は「他人と自分を比べて」太っていると思いがち?

少し前の調査ですが、厚生労働省の「平成20年国民健康栄養調査」で「やせ」に注目した分析があるので見てみましょう。この調査で、全体のうち肥満者(BMI≧25)の割合は、男性28.6%、女性20.6%です。それに対し、自分のことを太っていると思う人の割合は、男性47.0%、女性52.6%という結果だったそう。BMIの上では肥満ではないのに、太っていると思っている人が少なからずいるようですね。また、「太っている」「少し太っている」と思う理由として、男女とも最も多いのは「過去の自分と比べて」、次いで「身長や体重、体脂肪などから判断」の順でしたが、女性の20代は「他人と比べて」が最も多かったそうです。これは少し気になる調査結果ですよね。

 

若いときの「やせ」は健康のリスクにつながる

実は、日本は諸外国と比べても成人女子の「やせ」の割合が群を抜いて多いそうです。若いときの「やせ」は、将来の骨粗しょう症のリスクにつながったり、そのあと体重が増加したとしても肥満と筋力低下が合わさった状態を招いたり、さまざまな健康のリスクにつながる恐れがあります。

また若い女性については、「やせ」とともに「新型栄養失調」という問題も指摘されています。“食料が豊かな今の時代で栄養失調なんてあるの?”と思う方もいるかもしれませんが、ダイエットや偏った食生活により、たんぱく質やビタミン、ミネラルなどの必要な栄養素が摂取できていない状態が多く見られるそう。冷え、だるさ、片頭痛、気分の落ち込み、便秘や肌荒れなど女性に多い不調も、この「新型栄養失調」が原因の1つと考えられているそうなので、見過ごせない問題ですよね。

 

目標はやせることでなく、健康な体でいきいき暮らすこと

若い世代だけでなく私のような中高年世代でも、知らず知らずに「やせているほうがいい」という価値観を持ってしまっていること、少なくありません。本来は、人それぞれに健康でいられる体重や体型がありますよね。健康な食生活から育まれる体で、いきいきと暮らせることが一番です。

そして充実した生活のためには、筋肉を維持することも大事。筋肉づくりのために食事でできるのは、充分なエネルギーとたんぱく質、代謝に必要なビタミンやミネラルをバランスよく摂ることです。おすすめは、肉・魚・卵・牛乳・大豆など、さまざまな食品からたんぱく質を摂る方法。すると、それぞれの食品に含まれる他のさまざまな栄養素も自然に摂れます。

 

健康な食生活を応援するミールキットを味方に

ただ単に「やせる」ことを目標にするのではなく、バランスのよい食事から必要な栄養素をしっかり摂って、筋肉を維持し、健康な体でいること。当たり前のようですが大事なこのことを、あらためて確認したいですね。

健康な食生活の実践のために、生活クラブではさまざまな取組みをしています。例えば“テーマごとの栄養素”に着目した、新しいミールキット「もっとビオサポ!」シリーズ。第2弾の「もっとビオサポ!鶏炒り豆腐」は、現代の「やせ」や筋肉に関わる健康問題から「筋肉づくり応援」をテーマとし、たんぱく質とたんぱく質の代謝に必要なビタミンB6、筋力維持への働きが注目されるビタミンDをしっかり摂れるよう計算しています。生活クラブ自慢の鶏肉「丹精國鶏」の旨み際立つモモ肉を使って、ボリュームたっぷりに仕上げました。食事をおいしく楽しんで食べながら、健康な体をめざしたいですね。 もっとビオサポ!鶏炒り豆腐

  【参考】
●「健康日本21(第二次)」最終評価報告 厚生労働省
https://www.mhlw.go.jp/content/001077185.pdf
●「日本人の食事摂取基準2020年版」 厚生労働省
https://www.mhlw.go.jp/content/10904750/000586556.pdf
●「平成20年国民健康・栄養調査」結果の概要 厚生労働省
https://www.mhlw.go.jp/houdou/2009/11/dl/h1109-1b.pdf
●「健康的なダイエット:適切な体重管理で、健康づくりをしよう!」e-ヘルスネット 厚生労働省
https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/food/e-02-009.html
●「新型栄養失調」働く女性の心とからだの応援サイト 厚生労働省
https://www.bosei-navi.mhlw.go.jp/health/meal.html

関連コラム

本文ここまで。
ここから共通フッターメニューです。
共通フッターメニューここまで。