正しく知ろう!牛乳のこと(^^♪
こんにちは(*^^)v
みなさん、牛乳はお好きですか? 私は好きです!!♥
小学生のころ、給食には必ず牛乳が出るので、カルシウムという言葉は知らなくても「牛乳は体にいいんだ!」ということは分かっていました。授業で近くの酪農家のところへ牛乳ができるまでのお話しを聞きに行ったこともあります。今思えば、それだけで「食育」になっていたんだな~と思うのです。
毎日の給食に欠かさず牛乳が出ることで、牛乳は大切なものなんだなと、何となくでも子どもたちに伝えることができるし、さらに酪農家に見学に行って牛乳がどうやって作られているかを知る機会があれば、大きな「食育」になります。
子どものころは特に「牛乳が好き」という感覚はありませんでしたが、私にとって牛乳は、気づいたら当たり前のように口にしていた食品です。ただ、最近では学校給食で牛乳が廃止される自治体があったというニュースや、「牛乳は体に悪い」という話を見聞きすることもあったりして、とても残念です。
最近聞いたのは「牛乳を飲むと太る」という話です。
本当なんでしょうか?
コップ1杯の牛乳は136kcalで、成人女性の1日に必要なエネルギー量の7~8%ほどです。決して多い量ではありません。牛乳は、エネルギー・脂質・たんぱく質のほか、カルシウムやビタミンD・B2・B12などのビタミン類も摂ることができ、健康のためにとっても良い食品だと言えます。
もちろん「摂りすぎ」はエネルギーの過剰摂取となって太ることにつながるかもしれませんが、適切な量を摂る限り、牛乳が太りやすい食品だということは全くありません。
牛乳に関する誤解や根拠のない情報は他にもたくさんあります。
例えば、
○牛乳を飲みすぎると骨粗鬆症になる
○牛乳は胃の中で固まるので消化が悪い
○牛乳は高カルシウム食品ではない
○「世界4大酪農国」では骨折や骨粗鬆症が多い
などなど。
どれも「うわさ話」として見聞きしたことがある方もいらっしゃるでしょう。
酪農関連事業者の団体「一般社団法人 Jミルク」は、牛乳を悪いものとする「うわさ」の一つひとつへの回答を、ホームページで発表しています。
根拠のあやしい情報にまどわされないためにも、正しい根拠のある知識を身につけて、しっかり考えて判断することが大事だと思います。
「Jミルク」からの情報も、きっと参考になるはずです。
「うわさ」への回答をいくつか抜粋して紹介します。
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☆牛乳を飲みすぎると骨粗鬆症になる??
1975年~2000年の25年間に出された論文には「牛乳を飲みすぎると骨粗鬆症になる」と発表されたものは一つもないそうです。WHOでは、「カルシウムの最良の補給源は、牛乳・乳製品である」と明確に記しています。他にも、牛乳・乳製品の摂取を増やすと成長期では骨量が増加し、中高年期では骨量減少が抑制されることが厚生労働省で発表されています(*^^)v
☆牛乳は胃の中で固まるので消化が悪い??
牛乳に含まれているたんぱく質は約80%がカゼインです。牛乳中のカゼインは熱を加えなくても消化の良い優れたたんぱく質。肉を加熱すると消化が良くなるのは、加熱によりたんぱく質が変性して、消化酵素の作用が受けやすくなるためです。牛乳中のカゼインは、熱で変性させなくてもそのままの形で消化ができる構造になっています。食品のたんぱく質の消化率を比較してみると牛肉97.5%、鶏卵97.1%に対し、牛乳は98.8%。牛乳の消化率は主要たんぱく質の中でも最も優れています。
また、「牛乳は日本食に合わない」という話もよく聞きますが、日本人に不足しがちなカルシウムの大きな供給源です。ビオサポ献立やレシピ大辞典でも、牛乳を使ったお役立ちレシピを紹介しています(^^♪
みなさんも牛乳に関する話を見聞きして、「それって本当??」と思ったら、「Jミルク」のホームページをごらんになってくださいね☆
【参考】
一般社団法人 Jミルク(旧名称:日本酪農乳業協会)
※上の抜粋は、ここからの引用です