日本には四季があり、一年の中でさまざまな顔を見せてくれます。
毎日のごはんやイベントで、つくって、食べて、
その季節ならではの魅力を楽しむちょっとしたアイデアを紹介します。
熟成によって深いコクと旨みがうまれる味噌。
おうちで仕込む「手づくり味噌」のおいしさはまた別格です。
手づくり味噌の基本や、定番おかず以外で味噌をたっぷり楽しむレシピを紹介します。
味噌づくりは材料もつくり方も意外とシンプル。ゆでて、つぶして、まるめてギュッ!の3ステップがおわったら、あとは様子をみながら熟成するのを待ちましょう。自分好みの味に仕上げることができるのも手づくり味噌の醍醐味ですね。
※アクセサリーなどは外し、手を清潔に洗ってから行ないましょう。
冬の訪れを感じさせるふろふき大根は、甘さが増す冬の大根をおいしく味わえる料理のひとつ。ほろっとやわらかく煮込み、甘味噌だれをかけたら絶品です。甘味噌だれは今の季節においしいおでんに添えてもいいですね。
味噌や醤油がきいた松風焼きは大人も子どもも好きな味。おせち料理の縁起物のひとつでもあり、末広の羽子板型に切り分けて食べられています。表面にだけケシの実(ごま)をまぶし、裏には何もない状態であることから「裏がなく、隠しごとのない正直な生き方ができますように」という意味も込められているそうです。
乳製品と相性がよい味噌は、チーズや牛乳とあわせて使うことでコクや旨みがさらにアップします。口あたりが淡白なたらとじゃがいもは濃厚な味噌クリームともバッチリ。寒い冬にからだがあたたまるグラタンはいかがですか。
「味噌」には米味噌、麦味噌、豆味噌があり、こうじの種類によってそれぞれ風味や色みが変わります。さらに塩が多ければ辛口に、こうじが多ければ甘口となり、地域によってもつくり方が違うなど、種類が盛りだくさん。手づくり味噌はもちろん、市販品を買うときにもお好みの味をさがしてみると楽しいですね。
来月も、その時期ならではのおいしい料理を、
つくって、食べて。
季節を楽しむ食卓のアイデアを紹介します。